里山の道を少しずつ山頂へ向けて車を走らせていくと、突然の春爛漫な光景が目に飛び込んできた。里山の住民の方に聞くと、この道沿いの休耕地に村をあげて数十年まえに植樹をして旅人の楽しみにと数キロに渡って桜やツツジなどが植えられたという・・・・そんな木々が春を迎えて一斉に咲き誇っていた。植樹された木々は、数十年の時を経て見事に咲き誇るまで生長したが、この里山の村は若者が少しずつ都会に出て行き、過疎化の波にのまれてしまって、現在は年寄りだけが少しだけ残っているだけと言うの話なのだ。そんな、人影も疎らの里山に、一斉に咲く春の樹を今日の一枚に